発展途上国から必要とされる日本に
当財団では、多くの日本の若い人たちに、海外ボランティア・途上国支援に参加して欲しいと考えております。その為の人材育成、ボランティア派遣の組織作りを行っています。
この貧困層の生活を大幅に改善させる可能性を秘めている、マイクロファイナンスの事業を、日本人の手で広く世界に展開出来る仕組みのひとつ、第一段階として、BRAC大学と共同のプロジェクトを進めることとなりました。
本研修コースはマイクロファイナンスの事業を世界で展開する専門的な人材の育成を目的としています。企業、行政、NPOなどさまざまな側面からマイクロファイナンスを通じた途上国支援に携わる人材の活躍を心より期待しています。
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マイクロファイナンスWEBインタビュー 語り手:原丈人 聞き手:中島
── なぜマイクロファイナンスの大学院を設立するのでしょうか。
途上国においては先進工業国のように民間企業で雇用される機会が少なく、結果的に自ら事業を起こす必要が出てきます。そこで、マイクロファイナンスの手法がとても有効になり、途上国においてマイクロファイナンスは高い需要があります。アメリカなどでアカデミックな研究はされていますが、実際にマイクロファイナンス事業の経営ができる人材を養成している機関は前例がありません。当財団では、マイクロファイナンスをツールとして、途上国の貧困層の自立に貢献する人材を日本から輩出したいと考えています。
── なるほど。民間による途上国支援は、理論だけでなく、実践する人材育成が大切なのですね。
もともと共同でbracNet社(※1)という会社を立ち上げた経緯があります。
── 卒業生にはどのようなことを期待しますか。
マイクロファイナンスを一つのツールとして、それぞれの分野で貢献してほしい。
── マイクロファイナンスの手法とはどういったものですか。
金融の本来の役割を全うするのがマイクロファイナンスの手法といえます。
── なるほど。「顔の見えるファイナンス」が大事なのですね。
「地産地消」という言葉のように、信用金庫など地域で集めた預金は地域で使うというのは基本です。しかし、バングラデシュやアフリカ諸国など、地域にお金が全くない場合も多い。最初は先進国から資金をもってくる必要があります。
── その場合も「顔の見えるファイナンス」は可能でしょうか。
できます。例えば、 資金は一切ないが、養鶏場を作りたい人がザンビアにいるとします。そこに外部から、マイクロファイナンスの形で原資を持ってきます。そしてマイクロファイ ナンスのプロが、現地の人々の生活や家族の事情まで知るJICAの隊員や現地にいるNPO職員と協力します。現地のコミュニティ間での付き合いがある限 り、借り逃げやだましはできないもの。あとは借りた原資をもとに、現地の人々が養鶏場を経営していけば彼らの生活は豊かになります。また地域の資金循環も 可能になります。
── 現地の人々の生活の安定や、実業支援のためにマイクロファイナンスのプロが必要なのですね。
そうです。そのために民間団体としてBRACと共同でプロ養成に取り組みます。
── 最後に、読者の方に一言メッセージをお願いします。
考えているよりも実践することです。迷っていたら、このコースを受けたらいい。 |