アライアンス・フォーラム財団

微細藻スピルリナとは

スピルリナは、タンパク質濃度がとても高い食用の藻です。
世界の飢餓対策として、様々な機関が途上国への食糧援助を行ってきましたが多くの場合に提供されるのは小麦、米といった炭水化物で、空腹感を和らげますが、栄養不良で死ぬ人々は以前と減らない状況です。

人は、炭水化物だけではなく、タンパク質、脂質の三大栄養素が満たされて初めて、健全な成長ができます。

そこで国連は、熱帯地方で自生しているスピルリナをタンパク源として遊牧や耕作の出来ないサハラ砂漠の中で、何千年も昔から、食用していたことを背景に、その栄養と人への効果を研究し、飢餓対策としてプロジェクト化しました。



微細藻 スピルリナとは  ( Micro-algae Spirulina )

スピルリナ

スピルリナは、螺旋形をした大きさが0.5mmほどの栄養豊富な緑色の食用藻 。約35億年前に誕生し、灼熱の時代、氷河期を生き延びてきた大変生命力のある強い生物です。タンパク質、ビタミン、ミネラルを多く含み、その栄養成分の消化率は95%と高いことも注目されており、特に、タンパク質の含有量が65~70%と非常に高い上に、アミノ酸スコアは100と、鶏卵・牛乳と同じ数値を示す理想的なタンパク源と言えます。


スピルリナ

スピルリナ拡大

スピルリナは、螺旋形をした藻です。
日本の海苔のように乾燥させたり、カプセル、錠剤、パウダータイプなど、様々に商品化されています。

試験管に入ったスピルリナ商品化されたスピルリナ



栄養素


タンパク質含有量(%)比較
スピルリナ 65~70
大豆 35.5
牛肉 19.7
12.3
24.5

1) 高タンパク質
高タンパク質である大豆に比べ、はるかに数値は高く
グルタミン酸が多く含まれています。

2)  ビタミン、 ミネラル
30種類以上のビタミン、ミネラルを含み
βカロチンが多量に含まれています。

3) 消化吸収
消化率は95%と言われ
栄養素が体内にスムーズに消化される特徴をもちます。


生息地

主に、アフリカや中南米の熱帯から亜熱帯地方


培養条件

スピルリナの培養条件

強アルカリ、高温、塩水の特殊な環境で生育するため、外部から混入する微生物や藻類などは、繁殖しにくく屋外の池でも、汚染を防ぎつつ増やすことが可能です。

1) 豊富な太陽光
2) 高温 (水温が30度~35度)
3) 高アルカリ、高塩水の水

スピルリナは、生産性が高く、小さい土地と少ない水で多くのタンパク質が得られることが特徴です。土地は肥沃である必要はなく、水は真水である必要はありません。

[ 1kgのタンパク質を得るのに必要な土地と水 ]

  土地(㎡) 水(t)
スピルリナ 0.6 2.1
牛肉 190 105
トウモロコシ 22 12.5
大豆 16


[ スピルリナ生産工場の模様 ]

スピルリナ生産工場の模様1スピルリナ生産工場の模様2スピルリナ生産工場の模様3スピルリナ生産工場の模様4
広大な浅い水槽内でスピルリナは成長します。 (写真: インド・台湾)

 

スピルリナは、その高い栄養価と効果とともに、培養に水を多く必要としない条件が飢餓・栄養不良を撲滅させる手段として、期待されています。IIMSAM 日本代表部は、アライアンス・フォーラム財団の協力を得て、2009年より、アフリカを始めに、世界各地へと広げ活動してゆきます。