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ザンビア農業省よりスピルリナ輸入が正式に許可されました

この度、2010年6月、ザンビア農業省はスピルリナを正式に「食品」と認め、アライアンス・フォーラム財団によるスピルリナの輸入許可がおりました。

(写真)左から:当財団代表理事 原、マネージングディレクター 中内、Peter Daka ザンビア農業大臣)

 

当財団スピルリナ・プロジェクトは、2008年8月からザンビア政府と協議を重ね、スピルリナをザンビア政府の栄養不良改善プログラムに組み込むことを提案しておりましたが、今回スピルリナの輸入が認可された事で、いよいよスピルリナをザンビアの子供たちに直接届けることができます。引き続きPharmaceutical Regulatory Authority(医薬品認可庁)へも、医薬品としての可能性も提案しています。

スピルリナはもともとアフリカ大陸中央部にあるチャド湖で自生しており、古くから貴重なたんぱく源として食されてきた歴史がありました。しかし近年、先発開発国による遺伝子組み換え食品を使った食糧援助の問題に対する懐疑感によって、アフリカ諸国の中でも特にザンビア政府は、外国からの食品輸入に対し非常に慎重でした。そのザンビアがスピルリナを栄養不良改善食品として正式に認識した事は、今後他アフリカ諸国で同プロジェクトを拡大する上で重要な位置付けを持つことになるでしょう。

これを受けて、当プロジェクトは現在、主に保健省管轄下にある栄養不良病棟を持つクリニックを対象に、スピルリナパウダーを2年間無償で提供する計画を進めております。もしザンビアの人々がスピルリナの栄養不良問題改善の効果を認識し、その後もスピルリナを必要とするならば、無償提供から自立支援へと切り替え、スピルリナの栽培方法を技術移転する予定です。

スピルリナ・プロジェクトは、後発発展国と対等な立場で向き合い、後発発展国の自立サポートを行う事を目的にこれからも活動してまいります。