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2008年8月 ザンビア共和国視察レポート

第一回 スピルリナ・プロジェクト 実施に向け、具体的な支援地域 及び協力機関を現地にて確認、検討。
国連経済社会理事会常任諮問団 IIMSAM 日本代表部 次席代表
アライアンス・フォーラム財団 途上国支援事業部門 ディレクター 中内 綾

第一訪問国 ザンビア共和国
2008年8月11日~14日

最初に訪問したのは、 3大瀑布で有名なビクトリアの滝があるザンビア共和国。面積は日本の2倍で人口は日本の1/10。
この国では、5才未満のこども、4人に1人は栄養不良です。

ザンビア共和国国名: ザンビア共和国 (Zambia)
首都: ルサカ
公用語: 英語
面積: 75 万平方キロメートル
人口: 1,148 万人
平均寿命: 38 歳
一人当たり GDP: $ 1,098  (日本$ 32,385 )
所得$1未満の人口割合: 63.8 %
5歳未満栄養不良児割合: 20 % 成人識字率: 68 %

ザンビア共和国の国旗と地図

我々アライアンス・フォーラム財団 途上国支援事業部門は、スピルリナを提供するにあたり、2つの財団の協力を検討し、視察しました。

Kaunda Foundation (カウンダ財団)

カウンダ財団

先ず、カウンダ財団の ワザ カウンダ ドクターを訪ねました。
カウンダ財団は、初代ザンビア大統領のケニス カウンダ氏が創設し、現在はご子息で医師でもあるワザ カウンダ氏が、10か所以上の診療所を運営。

カウンダ財団診療所の様子
ザンビアの主食は、シマと呼ばれる 白いトウモロコシの粉をふかしたもの。
カウンダ医師は、このシマにアガリスクを加えて、患者に供給しているそうです。
今後スピルリナを、このシマに混ぜることを検討したいとの言葉を頂きました。

TICO  (Tokushima International Corporation)

ヘルスポスト(診療所)を建築している、チボンボ郡モンボシ村に行きました。ここは、首都のルサカから車で約1時間のところにあります。2009年8月、スピルリナ・プロジェクトを実施する予定の場所になります。

TICO

TICO(ティコ)は、ザンビアを中心に戦争・貧困・飢餓に苦しむ人々の自立支援、医療支援活動を行っている日本のNGOです。「ワヘ(WAHE)」を合言葉に、水(Water)、農業(Agriculture)、健康(Health)、教育(Education)の領域において農村支援を展開しています。
代表: 吉田 修   ホームページ: http://www.tico.or.jp/
村の様子

ザンビアの主食である「シマ」の原料、メーズ(白いトウモロコシ)の農家を訪ねました。
乾燥させたとうもろこしを、棒でたたいて、落ちた実をふるいにかけます。

アライアンス・フォーラム財団 途上国支援事業部門では、発展途上国の民間プロジェクトに人材を派遣します。