Alliance Forum Foundation

  • ライブラリ
  • お問合せ
  • Jpn
  • En

ザンビアでの初自炊

みなさん、こんにちは。
こちらに駐在して約3週間が過ぎようやく生活リズムができ、慣れ始めてきた感じがしています。

こちらでは、一人暮らしで宿舎兼事務所なのですが、先日からようやく自炊をはじめました。
写真は初自炊のときのものです。
まだ勝手が分からなかったこともあり、現地で安く買えるもので適当に作ってみました。

五穀米のようなご飯に、ベーコンを焼いただけ、オクラ茹でただけ、現地の野菜を炒めただけの
なんとも言えないメニューになりました。

ザンビア_自炊の写真

現地の野菜は、町中を歩いているときに安かったのと、調理法を聞いたら炒めるだけというので、
とりあえず買ってみました。
オクラはアフリカ原産で醤油をかけるだけで日本の味になって、安心できる味です。

でも、なんとも言えないメニューですね。。。
これを一人で作って、食べていたらさみしさと不安が混ざりました。この先大丈夫かと。

そのときパソコンで見ていた動画がたまたまWFP(世界食糧計画)*の活動を特集したものでして、
こんなメニューでも、これだけのものを買い揃えて食べられるだけでも恵まれて幸せなことなのかなあ、とふと思いました。

そこで言われていたのは、「現在、世界全体には全人口8億4200万人のうち8人に1人が飢餓状況にあり、その98%はいわゆる途上国と呼ばれる国々に住んでいる人々である。6秒に一人が飢餓が原因で亡くなっている」という世界の現状でした。
ザンビアでも、全人口のうち35%の人々が飢餓状況にあると言われています。3人に1人以上の人数です。恐るべき数字ですね。

この状況に少しでも寄与するために現在、ザンビアで栄養改善プロジェクトに従事していますが、
改めて「食べられる」ことの大事さを自分で体感できて良かったです。
これから、できる限り現地の人の食事事情に気を配り活動、生活しようと思いました。
なんとも言えないメニューのせいで少しシリアスな話になってしまったので、次回は明るい話をしたいと思います。

*WFPは、世界で食糧援助をしている国連機関です。

ザンビア到着

はじめまして、今年1月からアライアンスフォーラム財団に仲間入りしました、森長史人です。
4月17日にザンビアに到着し、ザンビア駐在員としてこれから活動を開始します。

morinaga
ザンビア到着

私の担当は、主にザンビアでのスピルリナを用いた栄養改善プロジェクトになります。
このプロジェクトは、2008年から財団が行ってきたもので、輸入許可証の取得からスピルリナの配給、受容性の確認、効果測定と段階を経て、今回スピルリナの地産地消を目指した現地での生産性と事業性を判断する段階になります。

私個人としては、1月以降日本でスピルリナの生産研修を受け、今後はその「日本の技術」をザンビアでの栄養改善に活用、普及させていくという大役を担っています。

今回、ザンビアへの飛行機の中で改めて、弊財団の2007年から6年間の活動の事業性を判断するプロジェクトに携わる責任を感じ、 気持ちをより一層引き締めました。

ザンビアへの赴任は初めてですし、今後いろいろな発見、驚き、笑いや大変なことが起きると思います。
その活動の様子やザンビアでの生活の様子を多くの人に知ってもらえたら幸いと思っております。

今度とも宜しくお願いします。

上空からの様子
ザンビアの様子

スピルリナ給食の配給人数が増えました!

昨年からスピルリナ入り給食を配給しているマテロ・コミュニティスクール。
2014年1月より、配給人数が90名から約300名まで拡大しました。

もともとは特に所得が低く、家庭で十分な食事を摂ることが難しい90名が配給対象となっていましたが、
この度全校生徒300名まで配給人数が拡大することになりました!

スピルリナを食べ慣れていない生徒が新たに加わったため、
今後はレシピの工夫や栄養教育を組み合わせてなぜスピルリナが体にいいのかなどの啓蒙も必要になります。

今後もプロジェクトの歩みをアップデートしていきたいと思います。

スピルリナを給食に混ぜているところ

スピルリナを給食で配給する豆料理に混ぜているところ

給食の配給の様子

給食の配給の様子

給食を食べる子供たち

食事の前に以前教えた「いただきます」
をしてくれました!

123