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バングラデシュでマイクロファイナンスを学ぶ -5-(最終回)

研修を終えて、最後に

顔の見える金融コースの最終日となりました。

一週間の間にバングラデシュの貧困層、そしてその貧困を削減しようと日々努力する人々と出会い、すこしでも貧困について学べたのではと思っています。
ハシミ教授の陽気な性格とエネルギッシュな声が合わさった非常に活力のある授業を通して、バングラデシュに存在するNGOの歴史やマイクロファイナンスの起源について学ぶことができました。私を含めた参加者たちは真剣にクラスディスカッションに参加していて、非常に活気のあるディスカッションを行うことができました。

また、何よりも一番名残惜しいのがBRAC大学で食べたタンドリーチキンです。授業後の昼食に食べたタンドリーチキンは格別においしく、サフランライスもほほが落ちるほどの健康食でした。ここで食べた本場のタンドリーチキンは日本でも会えるのかと、とても不安になってしまいます。

初日に起こった大停電や、ホルタルを経験することによって、海外の生活文化や価値観の重要性を認識することができました。これらの経験はバングラデシュについてすこし理解を深めることができた貴重な時間だったと私は考えています。

私が、この研修で強く感じとることができたのは、多くのNGO設立者や社会起業家が持っている社会貢献への情熱でした。彼らは世界の中でもトップのエリートコースを歩んでいたのにも関わらず、社会的弱者の自立を促す事業を考え、実行している所に私は感銘を受けました。私は彼らの成功は情熱が大きく関わっているのではないかと思います。

明日、日本へ帰国しますが、またバングラデシュへ戻ってみたいです。
マイクロファイナンスコース 受講生記念撮影