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バングラデシュのスタートアップ企業
~日本人にも役立つ!?Webサービス編~

最近バングラデシュで勢いを増している、IT(情報技術)を駆使した事業を展開しているスタートアップ企業とWebサービス。今回のバングラデシュ日記では、その一部を幾つかご紹介します。どの企業も日本ではまったく知られていませんが、実はバングラデシュ(主に首都ダッカ)に駐在する方はもちろん、バングラデシュ(主にダッカ)を観光で訪れる方にも役に立つWebサービスを提供している企業があります。バングラデシュのスタートアップ企業について日本語で書かれた文章は、なかなかインターネット上でもまだ見ることがないので、お役に立てるかもしれません。それでは、いってみましょう!!

1. JETECHAO
エンターテイメントが少ないんだよなあ・・と嘆きの声をよく耳にするダッカ。そんなダッカにあって、JETECHAOはいわばイベントの最新プラットフォームです。今日明日、もしくは来週来月、ダッカで何か面白いイベントやってないかな?と思ったら、JETECHAOのウェブサイトをチェック!すると、ダッカ各地で予定されているイベントのリストと、時間や場所などの詳細にアクセスすることができます。カテゴリーは、アート、音楽、ファッションなどのエンターテイメントから、真面目なセミナーやワークショップまであります。
かくいう私も、JETECHAOでバングラ民族音楽の生ライブイベントを見つけて、休みの日に楽しませてもらったこともありますよ!外国人もたくさん来ていました。

バングラ民族音楽の生ライブイベントの様子
※バングラ民族音楽の生ライブイベント@JATRA BIROTI

次にご紹介するのは・・・、

2. HungryNaki
お腹すいた・・が、冷蔵庫に材料がない!市場は遠い、しかも外は雨・・
ならば外食だ!が、ダッカは交通渋滞!移動するにも時間も体力も使う・・
あ、明日はうちでパーティだ!大量の料理を作るのは大変・・
でも大丈夫!私にはHungryNakiがある!

HungryNakiは、いわばオンラインのフードオーダー&デリバリー・サービスです。ウェブサイト上で、ダッカ市内の様々なレストランやカフェから、料理や飲み物を注文、自宅まで配達してもらうことができます。お支払いはデリバリー時。そして、HungryNakiは首都ダッカだけではなく、バングラデシュ第二の都市チッタゴンと第三の都市シレットもカバーしています。
私も以前、事務所兼自宅で青年海外協力隊員の知人たちと集まったときに利用しました!

町中にある巨人のモニュメント(イメージ写真)
※ワシは腹が減ったのじゃ!
(HungryNakiとは関係ありません)

そして今回のラストを飾るのは・・、

3. GO!Traffic!
今日はダッカの金融街モティジールで、超重要ミーティングだ。開始時間は朝10時。
そんな私の前に立ちはだかるのは、世界でも悪名高いダッカの交通渋滞。一説には100万台以上とも言われるリキシャ(三輪自転車タクシー)、天然ガスを使うCNG(シーエヌジー)、年々増える自動車や二輪車、そしてたいてい車体がボロボロの路線バス、それぞれが縦横無尽に走り回り、カオス状態が創り上げられている。どこをどう行ったら、最短でモティジールに着けるのか・・。

ダッカ市内 車の渋滞の様子
※ダッカ市内の交通事情(こちらは整然としてますが・・)

そこで私が取り出したのがスマートフォン。「GO!Traffic!」というアプリを入れてあるのだ。GO!Traffic!は、ダッカ市各地の交通データを収集して、スムーズなルートは緑色、ゆっくりだけど動いているルートはオレンジ色、渋滞になっているルートは赤色で示してくれるだ。最低所要時間と最高所要時間も示してくれる。このアプリのおかげで、これまで何度助かったことか。よし、車の中で安心して最後の準備だ!

いかがだったでしょうか? 
主に、欧米からバングラデシュに戻った優秀な起業家たちが、ITを駆使した事業を通じて、様々な社会課題の解決を目指しているところが多いスタートアップ企業。バングラデシュの気鋭の起業家たち、そして彼ら・彼女らが展開するWebサービスの動向からは、今後も目が離せませんよ!

冬だけ限定スイーツ!バパピタ

バングラデシュの冬の風物詩といえば、バパピタ。というお菓子。

バングラスイーツ バパピタ

美味いんですよ、コレがまた(韻が踏める)。
ふんわりほかほか、ほんのり甘い(韻が踏めるパート2)。
激アマだらけのバングラスイーツの中にあって、貴重な存在かも。

バパピタのバパは、ベンガル語で「蒸す」という意味、ピタは米粉で作るお菓子の総称です。
ふんわりした米粉の中には、ナツメヤシのジュース「ケジュレルロシュ」を煮詰めた砂糖と、削ったココナッツが入っています。ケジュレルロシュは冬にしか手に入らないそう。

言ってみれば、冬季限定スイーツ!ココナッツと米粉の蒸しケーキ!
なので、バングラ来るなら冬来てね!(バパピタだけのために)

ところ変わりまして、とある土曜日。
私めは、同僚と一緒にブラック・ネット(bracNET)という会社の年間行事ピクニックに招待されました。ロケーションは、Public Socio Cultural Centreというリゾート!わくわく。
招待されたその先に、私を待っていたのは!!

・・・・

・・・・

現地の女性に交じってお菓子作りをする駐在員

バパピタ作り!の手伝い。

「Hey 兄ちゃん、なにボーっと突っ立ってんのさ?こっち来て手伝いなさいよ。」
「へ?いや、私、ご招待にあずかったんですが。。」
「なにごちゃごちゃ言ってんの!〇〇〇人分作らないといけないんだから、ほら!」
「は、はい。。」
「あら、意外とうまいじゃない。」

というやり取りがあったかどうかは定かではありませんが、日本男子代表になった気持ちで、腕まくりをして座り込んで、バングラレディーたちに厳しくも温かい指導を受けながら、バパピタを優しく、かつシュンドルに(ベンガル語で「美しく」)、形作ってやりましたよ。

「ジャパニーズ・バパピタ!」
と言ってくれるbracNETの社員の方もいたりなんかして。

一緒に招待されていた日本人同僚曰く、

「これで、立派に存在感を示しましたね。」

自分を褒めてあげよう、うん。

冬にバングラデシュに来られたら、バパピタは外せませんよ!

プログラム・オフィサー、フサイン

去年の11月17日から、当財団バングラデシュ事務所にジョインしてくれた、フサイン。20代後半男子。プログラム・オフィサーというタイトルです。

※現地NGO・TMSSのHead officeの前にて
バングラデシュ事務所の新メンバー

これまでは、とある国際NGOで財務とアドミの業務をしてきて、これからはプログラム(この場合、財務やアドミ業務に対して、教育や栄養など様々な分野の支援プロジェクトの発掘、計画立案、モニタリング・評価を担うポジションのような意味合い)の仕事をしていきたい、また、家族の関係からダッカを拠点にしたいと、クルナ管区シャッキラ県にあるフィールド事務所から移ってきてくれました。クルナはバングラデシュに8つある管区のうち、南西部にある管区です。英語も流暢で(私が知らない単語もたまに使います・・)、家柄も良く、優良な人的ネットワークも広く(いまだに賄賂が横行するバングラデシュにおいてはこれが結構重要)、任せた仕事を非常に几帳面に、スピーディにこなしてくれています。

そんなある日のこと。
夜、私が外勤から事務所に戻ると、私の仕事机の上に何やらオレンジ色の紙袋が。
はて?

バックを置いて、椅子に座り正面から紙袋を見ると、白いA4用紙に印刷された文字が目に入ってきました。

「Dear Boss・・・

フサインか!(彼は私をBossと呼びます)

(以下、抜粋)
「これは、AFF(アライアンス・フォーラム財団のこと)からの初任給を受け取った後の、私からの少しばかりの気持ちです。」

え・・・!?

と紙袋の中を見てみると、ビジネス用の長袖シャツ、色違いのTシャツ3枚。

あやつめ・・・

(以下、抜粋の続き)

「この機会に、あなたと一緒に働くという機会を与えてくれて心から感謝していることをお伝えしたいです。個人的に、私はあなたから多くのことを学ばせて頂いていますし、あなたのような良いメンターを得られて幸運に思います。」

「すごいよ、フサインくん。」

思わず、笑顔でつぶやいてしまいました。なんて出来た人や・・・とも。

日本だと、初任給で部下から贈り物をもらうなんて聞いたことないですが、少なくとも私は、彼にとってもっと良いメンターとなれるよう頑張らねば、と奮い立たせられました。フサインの普段の誠実な人柄があってこそ、のことですけどね。自分が採用したスタッフから、思いがけず、気持ちのこもったプレゼントをいただいた(そして、絶賛愛用中)嬉しいサプライズのお話でした。
これからも一緒にがんばろうぜ、フサイン!

終わり

バングラデシュのクリスマスとオブジェ

メリークリスマス!

国民の9割がイスラム教徒のバングラデシュよりアッサラーム・アライクム。

クリスマスイブである昨日は、当事務所の電気料金のことでDESCO(ダッカ電力供給公社)に相談に行ったら(大家が、我々の入居前の電気料金を数か月分も滞納しているという信じがたい状況)、親身になって相談に乗ってくれてチャー(紅茶)も出してくれたDESCOスタッフ・オモールさんに「Do you believe God?」という問いから始まり、アッラーやムハンマドなどの預言者(予言者ではない)についてプチ講義を受けました。誤解しないで頂きたいのですが、私は、以前フィリピンのミンダナオ島でムスリム(イスラム教徒)の方々をカウンターパートにして働いていたころから、一般的なムスリムの方々には非常に良い印象を持っています。Disciplineといいますか、芯がしっかりしているといいますか。

はてさて、クリスマスの話題に戻りましょう。
12月の初め頃からでしたでしょうか、ダッカの街中では、商業施設や高級住宅地でちらほらと三色のクリスマスイルミネーションを見かけるようになりました。

高級ホテルであるウェスティンホテルの前には・・どーーん

バングラデシュのサンタとトナカイのオブジェ

なんかこう、サンタさんの表情がシュールな気が・・・トナカイさんたちも妙にリアルで気合が入っています。全然クリスマスとは関係ないのですが、この写真を見て思い出したのが、こちら!

並んで立つ男女のオブジェ

・・・アダムとイブ?

バングラデシュの秋葉原と言われるIDBボボン(Bhaban)の建物前で我々を迎えてくれるオブジェふたりです。すべてサーキットボードで出来ているとかなんとか。

オブジェで思い出しましたが、バングラデシュの街中である種アートだなと思うものがあります。

それがこちら。
3

電線です。電話線やインターネットのためのワイヤーだと思いますが、ここまで来るとアーティスティックな感じさえします。もちろん、これは途上国として技術支援が必要な光景ではあります。

クリスマスの話題だったはずなのに、いつのまにやら電線の話になってしまいました。
2015年6月のダッカ着任時より、半年強に渡ってお送りしてきたバングラデシュ駐在員ドタバタ日記、いかがでしたでしょうか。2016年へのアクションを考えるという意味で、2015年を振り返る日記を書くやもしれませんが、まずは本日記の読者の皆様に駄文を読んでくださったお礼を申し上げたいと思います。2016年のバングラデシュ日記は、もうすこし私の仕事に関わる話や、途上国支援に関する内容を書いていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ダッカでの休日の過ごし方 その2

アッサラーム・アライクム!

個人的な喜び報告から始めるのもどうかと思いますが、ダッカ赴任5か月半目にして、バングラデシュの公用語であるベンガル語(通称ベンガリ)のアルファベットで自分の名前が書けるようになりました!まあ、ベンガリを使いこなす青年海外協力隊員の皆さんに比べれば、ありんこみたいな成果なんですが・・(笑)。

さて、今回のバングラデシュ日記も前回に引き続きまして、バングラデシュ(以下バングラ)の休日である金曜日と土曜日に、私がどんなところでいかようにしてリフレッシュ&リラックスをしているのかをお送りいたします。前回は、スポーツジーム!とメンズサローン!のご紹介でした。

と、くると次に参りますのは・・、

※バングラの伝統刺繍であるノクシ・カンタが施された商品の数々(@クムディニ)
バングラの伝統刺繍で作られたベットカバーなど

ショッピーング!! (主にウインドウのあれ)

正直言うと、私自身は日頃モノを増やさない生活を心掛けているので、食料品や日用品、そしてパンジャビ(バングラの男性の民族衣装)以外ほとんどショッピングはしないんですが、ダッカには様々なブランドのテナントが入ったジョムナ・フューチャー・パークという、南アジア最大の9階建てショッピングモールから、衣類や雑貨、アクセサリーなどのハンディクラフトを扱うNGO経営のショップまで様々な店舗があり、休日や空いた時間に覗いてみるとなかなか楽しいです。よく知られたところでは、世界最大のNGOであるBRACが運営するショップで、地元の富裕層にも人気の「アーロン(Aarong)」や、ノクシ・カンタ(※注)の品揃えも豊富なヒンドゥー財閥の財団「クムディニ(Kumudini)」、草木染めや藍染めにこだわり、女性の民族衣装サリーやサルワカミューズなどに加えて、バングラデシュの書籍や音楽CDも豊富な「オロンノ(Aranya)」、カラフルな色使いでポップな商品が多い「ジャットラ(Jatra)」、青年海外協力隊とバングラの農村開発局の協力で生まれた「カルポリ(Karu Polli)」などがあります。ちなみに、バングラの表参道と言われているボナニ地区の11番ロードにはアーロンの支店や、NoirやYellow、Ecstasyなどの地場系ブランドのブティックストアが並んでいます。

※注:バングラデシュの代表的な手工芸品である「ノクシ・カンタ」は、「模様の」を意味するノクシと、「刺し子の布団(キルト)」を意味するカンタの二語が合わさって作られたので、日用品である刺し子の古布カンタが商品化される動きの中で、そのカンタとは異なる「商品としての刺繍布」を指し示す語として社会に広まった呼び名です(出典:「ベンガルの布~女性たちの手で受け継がれる刺繍布カンタ」五十嵐里著、旅行人「特集~美しきベンガルの大地へ」No.162)。

 ※(左)色鮮やかな女性の民族衣装@アーロン (右)お土産にいい商品も多い@アーロン 
女性の民族衣装の写真と飾りボタンのついたバック

 ※(左)様々なモチーフが施されるノクシ・カンタ (右)特大サイズのノクシ・カンタの使い方@クムディニ
模様の入ったノクシ・カンタと呼ばれる布とそれがつるされている写真

 ※(左)ノクシ・カンタのクッションカバー@クムディニ (右)職人が一人しかいないという伝統織物@オロンノ  
色とりどりのクッションカバーと赤黒ベージュの色鮮やかな暖簾の写真
  
 ※(左)ポップでカラフルな色使いの手鏡@ジャットラ (右)ユニークなデザインのライト@ジャットラ
ポップでカラフルな手鏡と、猫の背中にネズミが載ったモチーフ付の電気スタンド

そして、休日の過ごし方のラストを飾るのは・・(えっ、もう?)

ノースエンド・コーヒーロースターのラテ

カフェホッピーング!(いわゆるカフェ巡りですね、はい)

仕事での打ち合わせや友人たちと近況報告をし合うのに重宝するのはカフェですね。意外なことに(!?)ダッカにはWifiを無料で使えるおしゃれなカフェがけっこう増えていて、外国人や地元の富裕層で賑わっています。2015年5月にはアメリカ生まれのCrimsoncup が、アメリカ以外の国際店舗一号店としてコロンブス・コーヒー(Columbus Coffee)をボナニの11番ロードにオープンしました。写真のノースエンド・コーヒーロースター(NORTH END Coffee roasters)は、バングラ唯一のハイパーストアであるユニマート(Unimart)のなかにもあり、熟練したバリスタが店内で自家焙煎したコーヒーが美味しいと評判の人気店です。また、オーストラリアのコーヒーチェーン、グロリア・ジーンズ・コーヒー(Gloria Jean’s Coffee)は100%アラビカ種の豆を使ったコーヒーのクオリティもさることながら、ウッディな内装で雰囲気もよく、テラス席でもくつろげます。個人的な印象では、地元の家族連れや女性も含めたグループが多いなあと感じます。ここでご紹介したカフェ以外にも、ダッカにはおしゃれな無料Wifiカフェが多数あります。ダッカでの休日の過ごし方のひとつとしてあげておきながら、なかなかホッピングできていないので、これから開拓したいなと思っています。とか思いながら、コロンブス・コーヒーで、甘ったるいヘーゼルナッツ・モカを味わうのが私の休日のささやかな楽しみです。